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女優の黒島結菜がヒロインを務める2022年前期のNHK連続テレビ小説『ちむどんどん』の新たな出演者が15日、発表された。
黒島結菜ヒロイン「ちむどんどん」
タイトルの「ちむどんどん」は、沖縄のことばでチム(肝=心胸・心)が高鳴る様子を表し、前むきで肯定感に満ちた、わくわく感、という意味合いで沖縄では若者たちまで知られている有名なことば。
ふるさと沖縄の料理に夢をかけたヒロインと、支えあう兄妹たち。“朝ドラ”第106作となる本作は、個性豊かな沖縄四兄弟の、本土復帰からの歩みを描く笑って泣ける朗らかな50年の物語。羽原大介氏の脚本によるオリジナル作品。
新たな出演者発表 番組ロゴも決定
今回発表されたのは、黒島演じるヒロイン・暢子が、東京そして鶴見で出会う人々。
暢子に絶対的な力を持つレストランオーナー・大城房子を原田美枝子、暢子の直属の上司、厨房のリーダー・二ツ橋光二を高嶋政伸、暢子の兄と丁々発止、養豚場の勝気な娘・猪野清恵を佐津川愛美、底抜けの包容力で暢子の兄と娘を見守る清恵の父・猪野寛大を中原丈雄、皮肉と情熱に満ち、若者たちを導く新聞人・田良島甚内を山中崇、夫とともに鶴見の県人会を、そして暢子を支える平良多江を長野里美、暢子をいびる?厨房の先輩・矢作知洋を井之脇海、暢子の大切な友人となるワーキングガール・大野愛を飯豊まりえ、暢子の下宿の大家であり、鶴見の沖縄居酒屋主人・金城順次を志ぃさー(藤木勇人)、暢子を見守り導く、鶴見の沖縄県人会会長・平良三郎を片岡鶴太郎が演じる。
また、あわせて番組ロゴも決定。デザインを担当した小杉幸一氏は「『心(=ちむ)高鳴る(=どんどん)』の言葉の意味から、躍動感や多幸感、優しさや美しさなどを多面的に感じてもらえるような題字デザインを心がけました。心や愛を表現するために『ちむ』にはハートを内包させています。また、沖縄らしい空や海、人や家族はもちろん物語を紡いでいくにつれ、食と文化、日本までもどんどんつながっていく絆のイメージを様々な色のグラデーションで表現しています。見た人が『ちむどんどん』するようなものになっているとうれしいです!」とコメントした。(modelpress編集部)
原田美枝子コメント
大城房子は、横浜生まれの沖縄移民2世で、1970年代では、まだ少なかったイタリアンレストランのオーナーです。精神的にも経済的にも自立し、『食』だけでなく、『文化』や『哲学』にも造詣が深い、強くて聡明な房子を魅力的に演じられるようにと、今から楽しみにしています。
高嶋政伸コメント
私のデビューは、1988年の連続テレビ小説『純ちゃんの応援歌』。役名は、金太郎。最初の登場シーンの台詞は「ジャーン!」。この登場シーンは、一度も忘れた事のない感謝のデビューであり、私の役者としての原点です。当時、デビューにあたり、何から何まで力になってくれた我が父、忠夫にきつく言われた、「一番最初に台本をもらった時の感動を忘れるな」という言葉も、今回改めて胸に響いています。
あれから30年以上たちまして、1997年に出演させて頂いた『あぐり』に続き、三度、その原点である連続テレビ小説『ちむどんどん』に出演させて頂くことになり、本当に感激しております。「一番最初に台本をもらった時の感動を忘れるな」。はい!忘れません!今の気分は本当に『ちむどんどん』!ですよ、忠夫さん!!今回頂いた役は、イタリア料理のシェフです。ちょっと頼りないけど、根は優しい。正に、私そのもの(すみません、ちょっと盛ってます)。とにかく、初心忘れる事なく、真心込めて演じさせて頂きます。
佐津川愛美コメント
好きなもの、大切にしたいもの、とにかくまっすぐな清恵ちゃんを楽しみながら丁寧に演じさせていただければと思います。養豚場や家族にどう向き合うのか今からとても楽しみです。「丁々発止の口げんか」というワードがとても気になっています。パワーを蓄えて備えていこうと思います。
中原丈雄コメント
養豚を仕事とする設定に先ずは嬉しく思います。その従事者と云うだけで人間が想像出来て、生活や人生観が見えてくるようです。豚と沖縄の結びつきを思うと、沖縄料理に豚は欠かせない食材ですから、私の育てる豚たちが主人公に大きく関わって来るのではと、今から楽しみです。豚の香り漂う、混じると何処に私がいるのか判らない、そんな男を創れたら。役名が良いですね。「猪野寛大」··猪の様に力強く、心が寛大な男なのでしょうね。役が判ったので後は台詞覚えるだけだ。脳内は人間にならねば。
山中崇コメント
まず、気になったのがその個性的な名前です。田良島という姓は全国でおよそ110人ほどしかいらっしゃらないようです。鹿児島に名字の由来があると言われています。そして名は甚内。田良島甚内。名は体を表すというように、なかなかに一筋縄では行かないキャラクターになるのではないかと予感しています。作品をより豊かに出来るように、ちむどんどんの世界をタラシマと共に歩んでいきたいと思います。
長野里美コメント
平良多江さんは私と同じ横浜生まれで沖縄ことばはしゃべれません。けれど夫と共に暢子たち沖縄県人の面倒を篤く見る、いわば「東京のおっかさん」。夫の過去に何やら感じたりしつつも、夫を立て(素の私が苦手とするところですが・笑)、にぎやかに明るい家庭を作って行きたいと思います。暢子が慰められ、元気づけられ、時には泣けるような、そして全国の若い人から「あんな人たちが傍にいてほしい!」と思われるような素敵な県人会を、そしてそんな県人会を支える多江さんを目指します!
井之脇海コメント
矢作は人付き合いが苦手で、不器用で頑固な“世渡り下手”な人物。第一印象は良くない印象を持たれやすい矢作ですが、接していくうちに何故か放って置けなくなってしまう、噛めば噛むほど味が出るタイプだと思います。観ている方に、矢作の、ひねくれた言葉の裏にある真意や、台本に描かれていない人生を想像して、噛むように矢作を味わっていただけたら嬉しいです。魅力的な人物になるように頑張ります。
飯豊まりえコメント
初めて連続テレビ小説に出演させていただいたのは10代の頃でした。あの頃にしかできなかった経験や、見ることができた景色が今の私に繋がっています。ご縁に感謝し、真摯に大野愛さんと向き合っていきたいと思っております。当時はまだ多くなかった女性の新聞記者ということで、意志を持って仕事をしていくという部分は、自分の気持ちとしても通ずるものがありますし、当時の社会の中でそれを決断していく彼女の心の動きも丁寧に演じられればと思っています。今から出演者の方々とのお芝居がとても楽しみでしかたありません。
志ぃさー(藤木勇人)コメント
今回は「あまゆ」という沖縄食堂兼飲み屋の店主ということで、「あまゆ」(あま世。甘い世のことで、沖縄方言で、苦しいことの無い世界のこと)は苦労の末つかむ幸せという感じなので、訪れるお客達と苦楽を共にしながら娘と一緒になって、日々鶴見の中の沖縄で沖縄出身者に憩いの場所を提供する店としての役目を果たせればと思っております。
片岡鶴太郎コメント
上京してきた沖縄県民のためにいろいろと世話役を担い、面倒見がよい沖縄県人会の会長。何かトラブルがあれば県民の盾になるという男気のある人物です。堅気やアウトローな面、シリアスな面、コミカルな面。さまざまな一面を持ち合わせ人生の歩みのなかで、矛盾というものが出てくると思います。その矛盾をうまく結合させて生きていく術を持っている男だと伺っております。その矛盾の結合をうまく表現する人物を演じたいと思っております。
起用にあたって/制作統括・小林大児コメント
主人公・暢子にとって、ふるさと沖縄を出たあとに、東京そして横浜市鶴見で出会う人々は、沖縄出身者、沖縄二世、そしてもちろん東京の人など、やんばる時代と一線を画す多様性に満ちた面々になります。暢子がこれらの素晴らしい出演者たちに揉まれてどのように青春時代を、大人への道を歩んでいくのか、私たちスタッフとしてもやっぱりわくわく、ちむどんどんがいっそう強くなってきます!そしてもちろん、暢子の兄妹家族たち、沖縄で出会った人々が、本日発表した新たな面々とどのように絡んでいくのかも、ぜひ楽しみにしてください!
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