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Sunday, June 28, 2020

倉庫会社の元CEOが貫く「持たない」生き方(ダイヤモンド・オンライン) - Yahoo!ニュース

● レビュー  本書『ぜんぶ、すてれば』には、驚くべき点が2つある。  1つ目は、「目次」が存在せず、冒頭から著者の中野善壽氏が紹介されていることだ。 【この記事の画像を見る】  中野氏は、元寺田倉庫CEO。実業家としてその名を知られながら、メディアの取材をほとんど受けないため、その実像がほとんど見えてこない。本を出版しませんかというオファーはこれまで数多くあったそうだが、中野氏がまったく興味を示さず、すべて断ってきた。自分の実績をひけらかすことも、目立つことも好まないからだ。なぜ、この本については引き受けることにしたのだろうか。答えは単純。「ぜんぶ、捨てれば」という、企画書のタイトルが気に入ったからだ。さらに、「ビジネスの要諦ではなく、一人の人間としてのあり方を伝える本をつくりたい」という、担当の若手編集者によって書かれた一文を読み、即断したという。  そんな本書には、やさしくシンプルな言葉で、中野氏の信念がつづられている。周りから見れば成功した人間に見えても、中野氏は決しておごることなく、揺らぐことなく、「持たない」生き方を貫いている。「持たない」理由は明確である。自分が大切にしたいものを見失わないためだ。それは、自由であったり、未来であったり、今という時間であったり。言われてみるとなるほどと納得できるけれど、これほど単純なことであっても、なかなか気がつけない。それが中野善壽氏の生き様から伝わってくる。

 そうそう、もう1つの驚くべき点も忘れてはいけない。本書の最後に、著者印税は全て寄付されると記してあることだ。中野氏の思いに触れたあとにこの一文を見ると、深い納得感を得られるに違いない。(中山寒稀) ● 本書の要点  (1)自分の将来をつくるのは、今日の自分だ。すべては因果応報である。だから、今日の自分を妨げるものをぜんぶ捨てて、身軽に歩いていこう。 (2)モノを所有することは、不安を増やすことになる。モノを持たなければどこでも新しい生活を始められるし、それは人生の選択肢を広げることにもつながる。 (3)本当に残るのは、「形にならない思い」である。叱ったり指摘したりするときに「思い」も一緒に伝えなければ、相手の心には残らない。その形なきものをどれだけ残せるか。それが人としての力量である。 ● 要約本文  【必読ポイント!】 ◆大切なのは、今日を生きること ◇今日がすべて  何より伝えたい言葉は「今日がすべて」である。  情報が多く、将来のことも、周りの人のことも気になる時代において、「今に集中する」ことは難しい。しかし、過去にとらわれず、未来に揺さぶられずに、夢中になって楽しむことができるのは、今このときだけだ。その結果は、後にいろいろな形となって巡ってくる。  それに、全ては因果応報であり、自分の将来をつくるのは今日の自分である。だから、その自分を妨げるものはぜんぶ捨てて、軽やかに歩いていこう。  また、今日できることは、今すぐやることも大切だ。  著者は、朝目覚めるとすぐにスタッフに電話で指示を出す。最初の電話から2時間ほど経つと、今度は進捗状況の確認である。次に、お昼ごろに連絡をする。せっかちだと感じる人もいるかもしれないが、自分ではそう思わない。

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