湖西市新所のサツマイモ農家、夏目和久さん(58)が、かつて宿泊研修施設などとして貸し出していた倉庫の一角を、地元産食材の加工体験施設として整備した。市内の観光体験プログラムをオンライン配信した今年の「浜名湖おんぱく」では、浜名湖産ハゼの焼き干しからだしを取ったうどん作りを紹介。新型コロナウイルスで人を思うように呼べない状況が続く中、新しい観光体験の形を模索している。 (鈴木太郎)
◆地元食材の魅力配信 第1弾「ハゼの焼き干し」
農家の担い手不足や耕作放棄地の増加に危機感を持っていた夏目さんは、五年前にIT系の会社を辞めて農家に転身。地元の農業を盛り上げようと、仲間を募って二〇一七年に株式会社「コ・ファーミング新所」を発足。これまでの浜名湖おんぱくでは、湖での自然体験や農業を学べる企画など、地元新所で体験プログラムを提供してきた。
加工体験施設は、農林水産省の農泊事業の補助金を活用してリフォームした。かつて宿泊施設や近隣の工場の倉庫として貸し出した場所。湖沿いで少年時代には遊び場としており、「にぎやかだった思い出がある」と振り返る。施設整備後、初めてのイベントになった今年の浜名湖おんぱくでは、浜名湖で釣りやすいが市場に出回りにくいハゼをテーマに絞った。ビデオ会議システムZoom(ズーム)を利用し、体験施設からハゼの焼き干しの調理の様子を配信したところ、「浜名湖の薫りを感じられた」「今度は釣りに行ってみたい」との声が得られたという。
「今後の集客に期待できそう」と手応えを感じた夏目さん。おんぱくなどのイベントだけでなく直接来てもらえるように「準備を進めたい」と力を込めた。
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農家の夏目さん 倉庫改装して加工体験施設に - 中日新聞
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