俳優の長谷川博己(43)が27日、主演を務めるNHK大河ドラマ「麒麟がくる」(日曜後8・00)のクランクアップを迎えた。28日、同局が発表した。長谷川は昨年6月3日のクランクインから、コロナ禍の影響による約3カ月の撮影休止を挟み、約1年半にわたる長丁場を完走した。最終回(第44話)は来年2月7日の予定。
長谷川はクランクアップにあたってコメントを発表。「まだ実感は湧かないのですが、とにかくクランクアップできて本当に安心しました。長く険しい道でしたが、出演者、スタッフのみなさんひとりひとりに、感謝の気持ちをこめて『ありがとう』と伝えたいです」と心境を語った。
スタッフの「プロフェッショナルさ」に感銘を受けたことを明かし、「大河ドラマは日本の文化なんだとすごく感じましたし、絶対これは続けていきたい、後につなげていきたいと思いました。現世でも、麒麟がくる世を願って。みなさま、本当にありがとございました!」と感謝した。
制作統括の落合将氏は「長い長い間、明智光秀を演じていただき、その苦労と重圧は大変なものだったと思います。どんなトラブルが起こっても、長谷川さんは、ぶれない姿勢でチームを引っ張ってくれました」とねぎらいの言葉を送った。
大河ドラマ59作目。第29作「太平記」(1991年)を手掛けた名手・池端俊策氏(74)のオリジナル脚本で、智将・明智光秀を大河初の主役に据え、その謎めいた半生を描く。
織田信長(染谷将太)の正室・帰蝶を演じる予定だった沢尻エリカ(34)の不祥事により、川口春奈(25)を代役に据え、初回を1月5日から1月19日に変更してスタート。新型コロナウイルスの影響により、撮影は4月1日から休止し、6月30日に約3カ月ぶりに再開。放送も第21話(6月7日)から休止に入り、第22話(8月30日)で約3カ月ぶりに再開した。
NHKは10月、放送回数について、短縮せず当初の予定通り全44話と発表。最終回は来年2月7日とし、1月スタート作品(1~12月の暦年制)としては史上初の越年放送を決めた。
12/28 11:03
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