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Friday, September 11, 2020

「絆のマスク」販売快調 山笠が縁で縫製依頼 飯塚の包装資材卸会社 - 西日本新聞

飯塚市の包装資材卸会社 高品質、新製品も開発

 福岡県飯塚市の包装資材卸会社が県内などで販売している布製の手作りマスクが、口コミで人気を集めている。4月の本格発売から累計で1万1千枚超を売った。新型コロナウイルスによる注文減で苦しむ縫製工場に仕事を任せて生んだ商品は、季節に合わせるなどの改良を重ね、快走を続けている。

 同市徳前のマツレンは、スーパーなど小売店を中心に食材容器や包装用品を卸す。店員ら向けの衛生対策用品として使い捨てマスクも販売していたが、新型コロナウイルスが県内でも猛威を振るいだした今年3月以降、不足気味になった。

 そんな中の3月下旬、同社広域営業部長の小池浩彰さん(55)は30年来の付き合いの仲間に偶然会った。福岡市早良区の縫製会社「サングループ」代表の山口征丈さん(47)。博多祇園山笠の土居流(ながれ)で一緒に山笠を舁(か)く弟分だという。

 「山笠の1年延期が決まりかけていた頃。手持ち無沙汰になるとなんとなく(山笠が奉納される)櫛田神社(同市博多区)に近寄っていた」と小池さんは振り返る。神社そばで山口さんが布マスクを関係者に配る姿を見かけた。声を掛けると、コロナ禍で主な仕事である百貨店向け婦人服の縫製の仕事が激減し、布マスク作りを始めたと聞いた。

 マスクが全国的に品薄になっていた時期。試しに100枚ほど仕入れるとあっという間に売れた。小池さんがマツレンの松田豊偉地(ゆういち)社長(52)に持ちかけると、松田社長は4月からは全量を仕入れて販売すると決めた。

 商品名は「ガンバリマスク」。鼻に触れる箇所にはワイヤが入り、立体的な構造で口にフィットしやすい上、洗って繰り返し使える。松田社長は「布生地を長年扱うプロの職人集団が作るからどんどん質が上がった。やっぱり餅は餅屋」と太鼓判を押す。取引先や知り合いの会社にトップセールスして購入してもらうなど、商品を後押しした。「目の前で試しに着けてみた人が『いいね。これちょうだい』とうなずいてくれるのがありがたかった」

 6月以降は、ひんやりとした着け心地の冷感素材の布を使った商品(825円)を販売している。11月発売を目指し、フォーマル用やスポーツ用などタイプ別の新製品の試作も重ねている。小池さんは「互いの力を生かしたコラボレーションを続けたい」と話す。

 マスクは飯塚市徳前のマツレン本社売店(平日のみ)で販売中。ショッピングサイト「パンパケ」でも注文できる。同社福岡支店=092(622)8228(平日のみ)。 (坂本公司)

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September 12, 2020 at 04:02AM
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